RN工廠

1/2000~4000ミニスケール洋上艦船模型製作暦20有余年、 その極小世界へようこそ・・・・

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

カノーパス級の建造

「第5回 北の艦船模型展」

場所

小樽市いなきたコミュニティーセンター5F

日時

9月21日(土) 10:00~18:00

9月22日(日)  9:00~16:00


RN工廠は前回に引き続き「北の艦船模型展」に出品させていただきます。
お近くの方はぜひご来場ください、艦船模型を深く語り合いましょう~


DSCF0764.jpg

今回は上記「北艦」出品作になる英カノーパス級戦艦です
カノーパス級は「標準戦艦」を確立したマジェスティック級に継ぐ英国戦艦で
台頭するロシア太平洋艦隊に対抗するため東洋艦隊への配備を念頭に置き
クルップ鋼の採用により前級より装甲を2/3に減厚しながら防御力を維持しつつ
それによる2000tの減量で1ktの増速とスエズ運河を通過できる喫水線を持ちました

常備排水量13.150t 主砲12in/35口径*4 副砲6in/40口径*12 他 速力18kt

DSCF0680.jpg
英戦艦はこのクラスまで多数のキセル型通風等により機関に必要な空気を確保していました
0.5mm銅線曲げて削って「そ・れ・ら・し・く・したもの」5本と
ただの丸棒(!)4本立てて表現します

DSCF0702.jpg
工作終えて型取り準備中です
船体、中央構造、前後艦橋の4部品、今回は砲塔は一体処理にしてしまった(^^;
上段右側は同時に型取りしたダンカン級の艦橋部品です

DSCF0742.jpg
量産中のカノーパス級です
今回はダーダネルス海峡突破戦用に4隻、コロネル沖海戦用に1隻の5隻仕上げます
(カノーパス級総数で6隻だからもう一隻増やしてもよかったかな??)

DSCF0767.jpg
DSCF0769.jpg
DSCF0768.jpg
完成したカノーパス級「カノーパス」、まあ一番仕上がりがましなやつです
前弩級艦は中央舷側のボートダビット軍が一番厄介、
このクラスは左右2組づつしかないのでいくらかましです・・・
(東郷艦隊の諸艦は3組づつあって苦労した・・・)

DSCF0776.jpg

おまけの次回作「英新型装甲巡洋艦」サイズ的には5割り増しだけど
工作はずっと楽です~(砲塔が倍あってそこんとこはちょっと面倒・・・)

スポンサーサイト
  1. 2013/07/30(火) 11:10:03|
  2. 1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

独大型巡洋艦「ブリュッヒャー」

9月の展示会、「北艦」向けの作品シリーズ、
ライオン級に続いてドッガーバンク海戦の主人公の一人
「ブリュッヒャー」製作しました!

ブリュッヒヤー8


「ブリュッヒャー」はフュルスト・ビスマルクに始まる
独大型巡洋艦(一等巡洋艦)の1隻で、ローン級(主砲連装2基前後配置)、
シャルンホルスト級(ローン級に加えて単装主砲を両舷側に2基づつ追加合計8門)
に続いて建造された、シャルンホルストの両舷の主砲を連装化、(弩級戦艦ナッソウ級と同要領)
「弩級」装甲巡洋艦でした

*ちなみに艦名ですが一般的に「ブリュッヒャー」と呼ばれることが多いですが
由来となった「老将」のほうはおそらく当時「ブリュッヒェル」と発音していたと思われるので
後者で呼んだほうが自分的に気分はいいです・・・

前級に比較して50%ほど大型化した本艦ですがその排水量増大は
火力と機関出力に大部分が費やされようで装甲防御は(範囲は拡大されているものの)
英装甲巡洋艦の9.2in砲に対応する厚さ(最大180mm)で充分とはいえませんでした
ブリュッヒヤー6
↑例によってプラ板切ったり貼ったりして大雑把な船体製作
ゴリゴリ削って形を整えます

ブリュッヒヤー12
↑ポンチでプラ板から抜いたバーベットリンク、プラ棒の煙突、その他もろもろくっつけて・・・

ブリュッヒャー11
↑小物追加して船らしくします。砲塔は今回も別部品で作り事前に型取りしておきます


ブリュッヒヤー7
↑型取り用に分割した状態です。主船体、前後部の探照灯台、艦橋、煙突*2で合計6部品+砲塔6個で12個です。シャルンホルストに比べて煙突2本しかない分まだ分割は楽ですが、砲塔が多いのでこちらの鋳形は大変でした・・・
ちなみにベースの右下は汎用部品の6in~15.0cm単装砲、今回使う部品ではありません

ブリュッヒャー5
↑レジン流した2番ショットにタン吹いてみました。まだまだ細部に気泡ありますが
パテ埋めなどすることといてこれで本番にします~
低い乾舷についてる水雷防御網のステーがちょっと厳しいですなあ・・・

ブリュッヒャー4
↑前後の煙突つけてざっくり塗装です。う~んまだ気泡残ってますねえ
このレベルの気泡はパテより0.3プラ棒突っ込んで接着して整形します

ブリュッヒャー3
↑三脚檣の組み立てです。0.4mmプラ棒で主脚を0.3プラ棒で支檣をつけます
例によって独式三脚檣は頂点が一点ではないので調整が面倒です
細かい部品つけてしまうと塗装時に壊してしまうことも多いのでできるだけ塗装も済ましてあります
前後砲塔↑には同時期衛さんが製作していた1/700ブリュッヒャー同様、対空識別用白丸描きました
(かなり大きい+線が太いのはご勘弁を・・・)
ブリュッヒャー9

端整なプロフィールぞろいの独艦隊にあってひときわ優美な本艦は、
ドッガーバンク海戦ではその存在がむしろ足を引っ張りヒッパー隊全体を危機に陥れ
結局、本艦の沈没により主力が離脱するという(トカゲの尻尾扱い!?)
微妙な活躍ぶりが残念な結果ではありました・・・


  1. 2013/07/10(水) 15:07:25|
  2. 1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ドッガーバンク海戦~その2「ライオン級の完成」

前回「ライオン級の建造」に続いて完成編お届けします

英ライオン級巡洋戦艦は、巡洋戦艦(以下」巡戦)の始祖「インヴィンシブル級」から数えて3世代目の巡戦です
2代目にあたるインディファチガブルが前級の小改良型として1隻のみ建造された翌1909年計画で
戦艦の超弩級艦化に併せて13.5in砲搭載の超弩級巡戦として2隻が計画されました
(インディファチガブル級は1910年に植民地予算で2隻追加、ライオン級は同年1席が追加されています)

lion1.jpg
↑1/3600ライオン 長大な船体に強力な主砲を搭載しているため爆風対策で上構はコンパクトにまとめられています

ライオン級は従前、前級とは隔絶した新設計の大型巡戦と考えられていましたが
近年、「三脚檣」新見志郎氏の研究によると(リンク参照)防御要領を除く艦内配置など
インディファチガブルの影響が多々あり起工時には
前級と同じ砲塔配置で(櫛型配置)設計されていた痕跡が見られるそうです

新見氏によれば英超弩級艦に共通するAB両砲塔のスーパーインポーズ化は(背負い式)
本級では規定事項ではなくB砲塔を1.2番煙突間に配置し(そうなるとBではなくPですが)
B,Q砲塔を櫛型配置にする設計も可能な艦内配置になっていたそうです

lion2.jpg

建造中の設計変更で完成時のライオンは同年計画の超弩級戦艦オライオンや弩級戦艦はーキュリーズと同じ
前後「逆向き(首脚を後ろに、支持脚を前においた形式)」の三脚檣を1番煙突の後に備えて完成しましたが
戦艦ですら三脚檣トップの見張り所が排煙で悩まされており、2.5~3倍の機関出力を持つ本級では
「使用に耐えない」と判断され完成後直ちに改正、作品の状態の艦橋となりました
(当初は単棒檣で補助支持脚を後に加える)(続)

lion3.jpg
lion4.jpg

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/06/09(日) 09:33:41|
  2. 1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

ドッガーバンク海戦~その1「ライオン級の建造」

 二年あまり放置しておりましたブログですが皆様の励ましにより(?)心機一転再開することとしました
長らくの放置でご迷惑おかけして申し訳ありませんが、もしご容赦いただけるのなら引き続きのご愛顧賜りたく存じます・・・

 本来なら次記事は中断していた「ツシマ戦」のロシア第二太平洋艦隊の続きとなるところですが
今回は私が9月に参加予定の艦船模型展示会「北の艦船模型展」に出品予定のシリーズお届けします・・・

表題のライオン、原型は1993年ころ作ったもので2007年末に一度制作していますが
最近とは制作の方針も違い(当時はミニチュアゲームに使っても壊れないが最優先)
北艦出展用に原型改修して再制作することとしました

あちこち改修して型取り型抜きした素体です
主な改修点は、上構全体を若干シャープにして主砲塔を回転できるように別部品化
以前は想定していた時期の違いによりついてなかった水雷防御網のステーつけたこと、
Q~X砲塔間の副砲郭のデッキ別部品としたことです
ライオンa
↓ちょっとやばい旧ライオン・・・
ライオン

主砲塔は別部品で量産、ライオンは13.5インチですがついでに12インチのMK9と
独11インチ、12インチもつくり貯めておきます

ライオンb

後部の副砲郭の吹き抜け甲板に短艇配置しました
短艇はツシマ戦と共通セットのものを切り出して使ってます
ライオンc

主砲塔載せて、艦橋上部、砲郭部上甲板取り付けました
副砲郭は別部品にするメリットあんまりなかったかなあ?(続
ライオンd

ライオンe




テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/06/02(日) 17:06:45|
  2. 1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦~1914  その7 サリチ岬の海戦~その1

当方自営業ということで、カレンダーとはあんまり関係なく普段は過ごしておりますが
GWと言うことで外は閑散、さすがに連休ともなるとお得意さんもすべて休み、自宅でのんびりまったりしています・・・

というわけで昨年8月以来サボっていた「WW1の海戦」更新です!
ホントならコロネルの後なんでフォークランドが収まりがいいんですがここは時間軸に沿って黒海の大海戦、先にやっちゃいます


1914.png

画像 058
↑JME2009に出展させていただいた「サリチ岬の戦い」パネル展示全景です
パネルサイズはW=60cmD=45cmで、ほぼA2サイズです。このサイズで1/3600は不可能なんでモデルサイズの1/10、1/36000の海に1/3600の模型が並んでます(^^;


サリチ岬の海戦 1914.11.5

 第一次大戦の開戦劈頭、スション提督の率いるドイツ地中海艦隊の巡戦ゲーベン、軽巡ブレスラウの2隻が英地中海艦隊の厳重な包囲を出し抜きトルコへ引き渡されたことは同国の同盟側への傾倒を促し、独墺との戦いに苦戦するロシアの脇腹に新たな敵を加える結果になった。

画像 065
↑独巡戦ゲーベンと軽巡ブレスラウ(右後方)
巡洋戦艦「ゲーベン(Goeben)」モルトケ級2番艦。完成直後ドイツ地中海艦隊旗艦として地中海に派遣、大戦勃発後トルコ海軍に編入され1960年代まで軍艦籍にありました
竣工1911.9 常備排水量22.979t 全長*全幅*吃水 186.0m*29.4m*8.77m 出力52.000hp 速力25.5kt 28.0cm砲*10 15.0cm*12 装甲270㎜(舷側)
軽巡洋艦マグデブルグ級「ブレスラウ(Breslau)」マグデブルグ級2番艦。完成後ゲーベンと行動をともにし大戦中は黒海、エーゲ海で活動、1818年1月エーゲ海で作戦中触雷沈没しました
竣工1912.12 常備排水量4.564t 全長*全幅*吃水 138.7m*13.5m*5.1m 出力33.742hp 速力28.2kt 10.5cm砲*12 50cm魚雷発射管2 装甲60㎜(舷側)


1914年10月31日、スション提督の指揮下行われたセバストポリ、オデッサへの砲撃によりトルコに宣戦布告したロシアは11月2日トルコの拠点トレビゾンドを襲撃、トルコ皇帝はトルコ海軍司令官に任命したスション提督に出撃を命じ、第一次大戦開戦後初、主力艦同士が合間見えることとなった。

画像 068
↑エベルガルド提督の旗艦エフスターフィイです。後続はヨアン・ツァラトゥスト
戦艦ヨアン・ツァラトゥスト級「エフスタフィ(Evstafi)」エベルガルド提督の旗艦、パンテレモンの改良型。中間砲として8in砲を採用した準ド級戦艦。日露戦争の戦訓で設計変更などがあり完成まで長期間かかり艦齢は比較的若いですが設計思想的には過去のものでした
1910.8 12,850t 118.0*22.6*8.212in砲*4 機関出力108.000hp 16.0kt 8in砲*4、6in砲*12 装甲9in(舷側)



黒海最強最速のゲーベンの存在は1隻ながら制海権に重大な影響を与えていた。ロシア黒海艦隊司令エベルガルド提督はゲーベンに対抗するためそのほぼ全勢力(戦艦5、巡洋艦3、駆逐艦12)を率いて出撃、一部の駆逐艦を除いて旧式艦中心ではあったがその戦力は侮りがたいものがあった。

戦艦エフスターフィイ 
戦艦イオアン・ズラトウースト
戦艦パンテレモン        
戦艦トリー・スヴャチーテリャ
戦艦ロスチスラフ          
通報艦アルマース
一等防護巡洋艦パーミャチ・メルクーリヤ
一等防護巡洋艦カグール
駆逐艦隊
ベスポコーイヌイ 級
レイテナーント・シェスタコーフ 級
ボイコイ級

また提督はゲーベンより10kt以上遅く片舷4門づつの主砲火力(ゲーベンは8~10門)しか持たない自身の戦艦群の劣勢を補うため、独自の理論に基づく複数艦による統一射撃指揮を訓練、遠距離射撃に成果を上げていた。

画像 092
↑3番艦パンテレモンです。撮影時は前檣トップが取れてることに気づいてなかった(^^;
戦艦「パンテレモン(Pantelimon)」米国建造の戦艦「レトヴィザン」によく似た設計の3本煙突で、黒海艦隊としてははじめて世界水準に達した戦艦です。完成時の名前は「クニャ-ジ・ポチョムキン・タウリンスキー」で、有名な1905年の反乱事件後パンテレモンと改名されました
1903.11 12,900t 115.4*22.3*8.2 機関出力106.000hp 16.6kt 12in砲*4、6in砲*16 装甲9in(舷側)


一方スション提督の艦隊ゲーベン、ブレスラウの2隻はともに艦齢3年未満の新鋭艦であり戦力水準は有数の物があったが、トルコでの作戦では将来的な戦力の増強は見込めず損傷の修復にもままならぬものがあると考えられその活動には困難が予想されていた。そのため今回の出撃では優速を利して敵の帰路を襲撃、敵艦隊の各個撃破を目論むものとした・・・(以下続


画像 093
↑戦艦「トリ・スヴィティテリア(Tri Svititelia)」12in連装砲を砲塔に搭載、前後に1基づつ搭載した砲塔艦で当時の設計の常として重い砲塔を搭載した代償として前後乾舷は低く航洋性は低いものでした。第一次大戦時は4.7in砲を撤去、6in砲4門を追加するなどの改造を受けていました
1898 12,480t 115.1*22.3*8.7 機関出力11.300hp 17.0kt 12in砲*4、6in砲*8 4.7in砲*4 装甲18in(舷側複合装甲)

画像 094
戦艦 「ロスティスラブ(Rostislav)」主砲を10inとした小型戦艦。フランス式に主砲、副砲をすべて砲塔に配した設計で小型の船体ながら相応に乾舷も高くさまざまな作戦に重用されました
1898 8.880t 107.2*20.7*6.7 機関出力8.700hp 15.6kt 10n砲*4、6in砲*8 装甲14in(舷側ハーヴェイ鋼)


画像 118

↑防護巡洋艦ボガティール級「パミアト・メルクリア(Pamiat Merkuria)」巡洋艦戦隊のポクロフスキー少将旗艦。6in主砲を連装砲塔に収め前後に配したプロフィールは近代的だが完成当時高速だった速力もWW1の巡洋艦としてはすでに23ktと遅く(実速力は20kt程度?)、より高速のゲーベンの存在により戦艦の支援なしには行動できませんでした。日本海海戦で沈んだオレーグははバルト海建造の同型艦です
1907 6.645t 134.0*16.6*6.3 機関出力23.000hp 23.0kt 6in砲*12 18in魚雷発射管*2 装甲1.3~3.3inin(甲板)


*以上の記事の作成にはネット上、以下のサイトさまを参考にさせていただきました
三脚檣 新見志郎氏「サリチの戦い (1914)」 http://www.d3.dion.ne.jp/~ironclad/index.htm、
ウィキペディァ「サールィチ岬の海戦」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A3%E3%83%81%E5%B2%AC%E3%81%AE%E6%B5%B7%E6%88%A6
第一次大戦「その後のゲーベン」http://ww1.m78.com/honbun/turkey%20set.html

また当然ながら記述の誤り等はすべて私の不見識に起因するものです
  1. 2010/05/01(土) 14:12:20|
  2. 1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。