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1/2000~4000ミニスケール洋上艦船模型製作暦20有余年、 その極小世界へようこそ・・・・

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巡洋艦「筑紫」の建造~ドラマ「坂の上の雲」スタート記念2

「坂の上の雲」も本年度分は今夜の「留学生」でおしまい、
また来年末までのお預けです(結構この放送形態は精神的に良くないかも・・・)
果たして来年自分が無事にドラマを楽しめる状況にあるか、少々不安ありですが

浪速に引き続いて先週の「日清開戦」で大活躍(?)の真之の乗艦
巡洋艦「筑紫」、始めました

筑紫は巡洋艦といっても1.350tの小艦(当時の日本としても)で
本来ペルー、ボリビア連合と戦端を開いたチリが(太平洋戦争1979.4~1883.10)
ペルー海軍の南米唯一の装甲艦「ワスカル」に対抗する目的で
巡洋艦アルトゥーロ・プラットとして英アームストロング社に発注されました

設計者は当時わが国唯一の戦艦(実質は装甲コルベット)「扶桑」を設計、
英造船局長もつとめたサー・エドワード・J・リードでした
「ワスカル」は1.200tあまりの小型でしたが回転砲塔に10in連装砲を備え
5.5~2.5inの装甲も施された強力な存在でした

リードはこれに対抗するために当時流行のレンデル砲艦
(200t程度の小型艦に前方に固定された9~10inの巨砲を搭載、多数を持って
大型装甲艦に対抗しようとした艦種。要するに魚形水雷登場前の
水雷艇の役割を果たすべく企図されたものの小型過ぎて実効は芳しくなかった
米の「ダイナマイト巡洋艦」なんかもこの亜流)
を発展させ、ある程度の航洋性も持たせた艦を設計しました
ワスカルと同じ10in砲を前後砲室内に1門づつ装備、砲室の前後甲板は低乾舷で
タートルバック式の丸みがつけられていました

筑紫
↑「筑紫」です。わが国初の鋼製軍艦で帆装を全廃したのも初めてでした
CHN20yang20wei20elev.jpg
CONWHYの側面図。どっちが正しいとか言う話じゃないけどこうしてみるとNHK版はあんまにてないような気が・・・
ちなみに英からわが国に回航の際は前後甲板に仮説のブルワークがつけられていたらしいです
(航洋性向上のため)ドラマ第1回のラストの筑紫はその姿意識したものでしょうか?


1979年10月2日に起工された本艦ですが、8日にチリ海軍はアンガモスの海戦に勝利
「ワスカル」を拿捕し自艦隊に編入することができました
他に有力な軍艦を持たないペルーに対して圧倒的な優勢を得たチリは程なく契約を解除しました
しかしほぼ同型の2隻「揚威」と「超勇」が清国に売れたこともあり建造は継続
竣工後1年を経た後わが国がこれを購入「筑紫」としました

筑紫1
浪速の2/3ほどしかない筑紫はこのスケールだと全長18mmに未たず
「船がゴミのようだ!」状態です。0.5mmのプラ板から切り出した船体に0.8mmプラ板で
前後砲室乗せてみました

PC130008_20091223193111.jpg
前後砲室繋ぐブルワークつけて煙突、その背後に艦橋0.5mm銅線のまげたやつでカウルヘッドつければ
「はい。出来上がり」

PC130009.jpg

写真も少ないので細部はどうせわからんしこんなもんでOKとしましょう~
あとは浪速と一緒にゴム型作ればOKですね

PC020328.jpg
↑スキップシティのロケセット、浪速から筑紫に改装中、
全部の主砲を撤去した跡に筑紫の後部砲室造作中のショットです
砲室の天井は厚手のベニヤ板、柱は2*4材のようであんまり丈夫とはいえないかも・・・

PC050340.jpg
↑出来上がった後部砲室、この上で真之が戦闘前夜部下と車座になって話すシーンが撮られたんですね
上の写真で見る限りかなり柱がたくさん入っていて「100人乗っても大丈夫!」なんでしょう
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  1. 2009/12/27(日) 14:55:46|
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巡洋艦「浪速」の建造~ドラマ「坂の上の雲」スタート記念・・・

ついに始まったNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」、
先週12/6には第二話「青雲」も放送され絶好調です

ただドラマとしての完成度は(まだ完結していない物語への論評はアレですが)どんなもんなんでしょ?
どうもここの俳優の演技がストーリーに生かされていず上滑りしている印象があるのですが・・・

たとえば阿部寛演ずる秋山好古が殿様の仏士官学校入学のお供を命ぜられ長考するシーンがありましたが
陸軍主流のドイツ式から離れることに不安な好古に長考、苦悩させておいて数分後には「騎兵はフランスの方が進んでいる」とやらで結果オーライ(それも仏式、独式の違いを真之への手紙という形で台詞だけで済ましてる)
あの長考シーンは宝田明の顔見世かと疑いたくなります
またサンシール士官学校の馬場のシーンは素晴らしく、見ごたえがありました
が、その素晴らしい(当然予算もかかったであろう)シーンでこれといってドラマは発生せず
屋上にたたずんで笑顔の阿部ちゃんのプロモ映像化と見まごうてしまいました

ともかく全般に言えることは映像、俳優陣は素晴らしいのですがその個々のエピソードが全体のストーリーに生かされていず、ナレーションが全体像を理解する唯一の頼りのようです
(野球のエピソードも間違ってるし、余計だと思います)


まあ、いろいろ文句言ってますが日清、日露戦争をリアルな映像で再現しようというところだけでも十分自分的にストライクなんでこれからも期待、応援は欠かさないつもりです
(米西戦争のサンチャゴ湾の戦が映像化されるなんてもう絶対ありえないし・・・)
13日放送の第3話「国家鳴動」では昨年熱くなって見守ったスキップシティの真打、「浪速」も登場の見込み、もうこれは作るっきゃないですね~

PB140154a.jpg
↑昨年一般公開された際の浪速のセットです。

しかしこの「浪速」作るといっても資料に乏しく、写真はかなり限定されています
コンウェイの側面図とポーランドのモデルクラックのレジンキットの作例写真が
ネット上にあったのでその辺りが頼りです
(逆に何作ってもかまわないともいえますが)


naniwa.jpg

巡洋艦「浪速」は姉妹艦の高千穂とともにアームストロング・エルジックで後の造船総監ホワイトの設計で建造された黎明期の防護巡洋艦のひとつです。
防護巡洋艦は舷側装甲によらず傾斜した甲板装甲により機関部など主要部を防御した形式の巡洋艦で、やはりエルジックが建造したジョージレンデル設計(レンデル式砲艦で有名)チリ海軍のエスメラルダ(Ⅱ)がその創始といわれています
(エスメラルダは後に日本海軍が購入「和泉」となりました)

浪速はエスメラルダの改良型で適度な防御とレンデル好みの大口径砲を備え当時としては快速の18ktを発揮、
小国の主力となりうる性格の巡洋艦でした


PB290001.jpg
プラ板から大雑把に切り出した船体です。
浪速は全長300ftですから1/3600でちょうど1in=25.4mmになります
最近主に手がけている前ド級戦艦の2/3の大きさですね。ちっちゃ!
(右のさらにちっちゃいのはおまけの巡洋艦です)

PB300002.jpg
前後甲板室、ブルワークつけてみました。主砲は露砲塔みたいな感じで作ってますが
ほんとのところはどんな形式だったんだろう・・・
(三景艦は露砲塔ですけど単純に甲板上にマウンティングされていた可能性も大きいですね)



PC020004.jpg
微妙な傾斜がある煙突取り付けてみました
しかし円缶4基5.500hpのエスメラルダが2本煙突(改型の伊ジョバン二・バウサンも同じく)なのに
なぜ6缶の本級は1本煙突なんでしょう?そういえば本家英国が自国用に最初に建造した防護巡のマージー級は1本煙突ですが、いずれにせよ1本煙突の巡洋艦はかなり稀な存在です
(ホワイトが始めて設計させてもらった自国用巡洋艦ミディア級は2本煙突です)

PC060008.jpg

ブルワーク切欠いて0.8mmプラ棒を削った部材で副砲スポンソン取り付けです
ようやく浪速らしくなってきました・・・

  1. 2009/12/11(金) 21:22:35|
  2. 1/3600艦隊
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