RN工廠

1/2000~4000ミニスケール洋上艦船模型製作暦20有余年、 その極小世界へようこそ・・・・

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1/700英装甲巡デヴォンシャー級カーナヴォン組説(3)

工作はちょっと一休みで四方山話です・・・

表題のデヴォンシャー級ですが、完成から大戦争開戦までの
9年間の間に、相応の改修をうけています

キット自体はほぼ原型として製作されていますが
当然ながら個艦、時期により違いがあり制作時には確認が必要です

特に大きな差異として、後部副砲砲郭の拡大が見られます

本来このクラスの後部副砲郭の船尾側は
写真のようにオープンになっています
カーナヴォン船楼後部



初回に掲載した写真にあるように、デヴォンシャー級の後部主砲塔は
前方射界を確保するためか、後部副砲郭からほぼ砲塔一個分隙間があります
しかし、この写真(大戦中のデヴォンシャー)では間隔が少ないように見えます
デヴォンシャー


またアーガイルの大戦後と思われる写真では
後部副砲砲郭部分はこのようになっています

アーガイル2

これらによりデヴォンシャー級の一部は1910年ころ(その他写真から推定)
この赤線のように副砲郭が拡大されているものと思われます・・・

船楼後部3

*加えてKzさんに教えていただいた副砲位置の換装が随時されていますので製作の際はご注意ください

KZ イギリスのWikipediaに戦争中にメインデッキの副砲をアッパーデッキに移したと言う記載があります
http://en.m.wikipedia.org/wiki/HMS_Devonshire

RN ご指摘ありがとうございます~
このクラスの副砲、片舷3門で寂しく、
しかもそのうち2門が外洋で使えないメインデッキ配置で
その点不評だったんですよね
(世界の艦船1968年の英装甲巡特集にも書いてあったかな?)
時期など不明ですが何枚かの写真ではその改修確認できます

「ハンプシャー最後の旅立ち」という絵画でも
確認できるのですが、それを信じるとジュトランド以前に
改修がなされていたことになりますが・・・

RN HMSデヴォンシャー、代々戦列艦が続いてますが四代目は焼き討ち船だったんですねえ(◎-◎;)

で、組説のラスト、船首部、船尾部、別パーツ艤装品の取り付けです

船首部


画像、船首部分です
錨索甲板にアンカーチェーン、船首燎原にアンカーを取付けます
いづれもパーツにはありませんのでジャンクパーツ、ないし自作が必要です

また、主砲砲身下には手摺状のガードレールがあります
真鍮線などで自作してください

艦首尾、両舷に一基づつ、合計4基の主砲も砲身パーツありません
自作お願いします

船尾部


画像の、船尾にも主砲下にガードレールがあります

DSCF2226S.jpg

船体中央の写真を参考に手持ちのエッチングパーツで
手摺、タラップなど取り付けるとよりスケール感に富んだ作品に仕上がると思います


以前にも書きましたが、小艤装部品は自作、ジャンクからの流用もできますが
シールズモデルズの「1/700 SCALE 日英海軍艦艇装備セット」SMP002
1セットでに全てそろいますのでご活用ください

*現在配布中のセットには通風筒パーツ含まれていません
2mmプラ棒を(大)は4mm長、(小)は2.5mm長にカットしてお使いください

以上、デヴォンシャー取説終了、入手希望の方は何処の展示会などで
RN工廠にお声かけください!
  1. 2015/06/07(日) 19:49:31|
  2. 1/700英装甲巡デヴォンシャー級
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1/700英装甲巡デヴォンシャー級カーナヴォン組説(2)

デヴォンシャー級カーナヴォンの組立て
2回目は艦橋廻りです~

艦橋廻り

写真の艦橋基部に下から順に
「司令塔」「海図室甲板」「艦橋甲板」部品を組み上げます
また、「海図室甲板」両サイドのウィング(探照灯がつくあたり)下には
支柱がつくのでお好みのプラ角などで」工作して下さい
(作例では0.4mm」プラ角使ってます)

また、艦橋基部の』後ろ側に2mm程度の丸棒、パイプなどで
前檣のメインポール作ります。
この前檣には下段に探照灯台、上段には見張り所がつきます
ヤードなどは写真参考に金属線などで作成してください

36HMSCarnarvon.jpg

続いて船首楼後部~後部副砲砲郭の組立です


船楼後部4

まず、パーツの左側上の船首楼甲板を
後部船体の後部副砲砲郭の上の接着します

甲板パーツはかなり反っていますが、接着面が
割と広いので瞬着で強引に接着すれば平気です
(パーツ裏面に気泡などありますが気にしないで!)

甲板厚は0,5mmプラ板ですが、
もう少し薄く削ったほうがいいと思います

機関室上の上構に通風筒を前後に二本づつ取付けます
また、4番煙突と上構の間にステージを組み揚荷機甲板を付けます

その他、マスト、デリックブームなど自作して取り付けてください

ミッドシップ
  1. 2015/06/07(日) 19:22:04|
  2. 1/700英装甲巡デヴォンシャー級
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1/700英装甲巡デヴォンシャー級カーナヴォン組説(1)

永らく放置していたRN工廠ブログですが、管理者は細々と活動していました
(別に体調不良とかではなくサボっていただけですが)
久々のブログ更新は、昨年制作した初のガレージキット(?)1/700英装甲巡デヴォンシャー級
カーナヴォンの組立説明です・・・

image125.jpg


 画像はカーナヴォン(多分1909年ころ)

 英装甲巡デヴォンシャー級は、専ら通商保護を目的としたカウンティイ級10隻に続く装甲巡洋艦で次の本格艦隊型デューク・オブ・エジンバラへの橋渡しとなるクラスでした

 主砲に前級で不評だった6inに替え、新型の7.5in砲を全て砲塔に搭載しています。しかし片舷に指向できる砲は7.5in*3、6in*3で前級の6in*7に比較して必ずしも強力とはいえませんでした
 大戦では主にグランドフリート配備ではなかったため本級6隻は多くの任務に重用、開戦早々のヘリゴランドバイト海戦には5隻、ドッガーバンク海戦には3隻が参加、またフォークランド海戦ではカーナヴォンが巡洋艦部隊の旗艦としてグナイゼナウに命中弾を与えました
 大戦中盤からは主に護衛任務にあたっていましたが、ジュットランド海戦にもロクスボーが新型艦に混じって巡洋艦部隊の「一翼を担っています。
また、ジュットランド開戦直後には陸相キッチナーをはじめ援露使節団を乗せたハンプシャーが
触雷沈没、655名中643名死亡の惨事を演じています


 手流し(押し込み?)レジン製というわけであちこち気泡、湯廻ってない部分多数あります


アルバムに部品写真アップしてありますので参考に修正してください。
bow1.jpg
midship2.jpg
stern2.jpg
stack1.jpg
ss部品図


アントリム

参考にしたアントリム1905の図面(書籍からの転載ですので解像度落としてあります)、


まずパーツには離型材ついていますが、クレオスのシリコンバリヤーですので
割と塗装に影響せず下地処理はざっとで大丈夫のようです

三分割された主船体を適当な接着剤(!)でくっつけます
26939893_2092817418_98large.jpg


4本の煙突を、写真の位置に取り付けます

26939893_2092814705_120large.jpg

一応甲板上に罫書き線あるはずですが判然としない場合は
写真のように甲板上の明り取り窓のモールド基準にしてください

吸気筒(大)をそれぞれ煙突パーツの周囲に4本づつ取り付けます
この吸気筒はカウルヘッド型と強制型の過渡期のもので
係留時の写真では蓋が閉まっているので確認しずらいですが
前回掲載の図面で存在がわかります
吸気筒蓋は別パーツになっていて、開状態にする場合は
そぎ落とした(!)パーツの裏面ピンバイスで掘って
お椀状に整形してお使いください
(もはや自作したほうが早いかも?)

煙突周囲

写真は煙突周囲の完成状態
2,3番煙突間に「揚荷機甲板(小)」が付きます
あと、短艇用のスキッドビーム、煙突左側のハイヤードデッキなどは
パーツ用意されていないので適当に自作してください
(作例では0.5mmプラ角、プラ板で適当に作っています)

また、各所に配置されている47mm砲、短艇はシールズモデルの
「1/700SCALE 日英海軍装備セット fSMP-002」を使っています
  1. 2015/06/07(日) 18:30:37|
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カノーパス級の建造

「第5回 北の艦船模型展」

場所

小樽市いなきたコミュニティーセンター5F

日時

9月21日(土) 10:00~18:00

9月22日(日)  9:00~16:00


RN工廠は前回に引き続き「北の艦船模型展」に出品させていただきます。
お近くの方はぜひご来場ください、艦船模型を深く語り合いましょう~


DSCF0764.jpg

今回は上記「北艦」出品作になる英カノーパス級戦艦です
カノーパス級は「標準戦艦」を確立したマジェスティック級に継ぐ英国戦艦で
台頭するロシア太平洋艦隊に対抗するため東洋艦隊への配備を念頭に置き
クルップ鋼の採用により前級より装甲を2/3に減厚しながら防御力を維持しつつ
それによる2000tの減量で1ktの増速とスエズ運河を通過できる喫水線を持ちました

常備排水量13.150t 主砲12in/35口径*4 副砲6in/40口径*12 他 速力18kt

DSCF0680.jpg
英戦艦はこのクラスまで多数のキセル型通風等により機関に必要な空気を確保していました
0.5mm銅線曲げて削って「そ・れ・ら・し・く・したもの」5本と
ただの丸棒(!)4本立てて表現します

DSCF0702.jpg
工作終えて型取り準備中です
船体、中央構造、前後艦橋の4部品、今回は砲塔は一体処理にしてしまった(^^;
上段右側は同時に型取りしたダンカン級の艦橋部品です

DSCF0742.jpg
量産中のカノーパス級です
今回はダーダネルス海峡突破戦用に4隻、コロネル沖海戦用に1隻の5隻仕上げます
(カノーパス級総数で6隻だからもう一隻増やしてもよかったかな??)

DSCF0767.jpg
DSCF0769.jpg
DSCF0768.jpg
完成したカノーパス級「カノーパス」、まあ一番仕上がりがましなやつです
前弩級艦は中央舷側のボートダビット軍が一番厄介、
このクラスは左右2組づつしかないのでいくらかましです・・・
(東郷艦隊の諸艦は3組づつあって苦労した・・・)

DSCF0776.jpg

おまけの次回作「英新型装甲巡洋艦」サイズ的には5割り増しだけど
工作はずっと楽です~(砲塔が倍あってそこんとこはちょっと面倒・・・)

  1. 2013/07/30(火) 11:10:03|
  2. 1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦
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独大型巡洋艦「ブリュッヒャー」

9月の展示会、「北艦」向けの作品シリーズ、
ライオン級に続いてドッガーバンク海戦の主人公の一人
「ブリュッヒャー」製作しました!

ブリュッヒヤー8


「ブリュッヒャー」はフュルスト・ビスマルクに始まる
独大型巡洋艦(一等巡洋艦)の1隻で、ローン級(主砲連装2基前後配置)、
シャルンホルスト級(ローン級に加えて単装主砲を両舷側に2基づつ追加合計8門)
に続いて建造された、シャルンホルストの両舷の主砲を連装化、(弩級戦艦ナッソウ級と同要領)
「弩級」装甲巡洋艦でした

*ちなみに艦名ですが一般的に「ブリュッヒャー」と呼ばれることが多いですが
由来となった「老将」のほうはおそらく当時「ブリュッヒェル」と発音していたと思われるので
後者で呼んだほうが自分的に気分はいいです・・・

前級に比較して50%ほど大型化した本艦ですがその排水量増大は
火力と機関出力に大部分が費やされようで装甲防御は(範囲は拡大されているものの)
英装甲巡洋艦の9.2in砲に対応する厚さ(最大180mm)で充分とはいえませんでした
ブリュッヒヤー6
↑例によってプラ板切ったり貼ったりして大雑把な船体製作
ゴリゴリ削って形を整えます

ブリュッヒヤー12
↑ポンチでプラ板から抜いたバーベットリンク、プラ棒の煙突、その他もろもろくっつけて・・・

ブリュッヒャー11
↑小物追加して船らしくします。砲塔は今回も別部品で作り事前に型取りしておきます


ブリュッヒヤー7
↑型取り用に分割した状態です。主船体、前後部の探照灯台、艦橋、煙突*2で合計6部品+砲塔6個で12個です。シャルンホルストに比べて煙突2本しかない分まだ分割は楽ですが、砲塔が多いのでこちらの鋳形は大変でした・・・
ちなみにベースの右下は汎用部品の6in~15.0cm単装砲、今回使う部品ではありません

ブリュッヒャー5
↑レジン流した2番ショットにタン吹いてみました。まだまだ細部に気泡ありますが
パテ埋めなどすることといてこれで本番にします~
低い乾舷についてる水雷防御網のステーがちょっと厳しいですなあ・・・

ブリュッヒャー4
↑前後の煙突つけてざっくり塗装です。う~んまだ気泡残ってますねえ
このレベルの気泡はパテより0.3プラ棒突っ込んで接着して整形します

ブリュッヒャー3
↑三脚檣の組み立てです。0.4mmプラ棒で主脚を0.3プラ棒で支檣をつけます
例によって独式三脚檣は頂点が一点ではないので調整が面倒です
細かい部品つけてしまうと塗装時に壊してしまうことも多いのでできるだけ塗装も済ましてあります
前後砲塔↑には同時期衛さんが製作していた1/700ブリュッヒャー同様、対空識別用白丸描きました
(かなり大きい+線が太いのはご勘弁を・・・)
ブリュッヒャー9

端整なプロフィールぞろいの独艦隊にあってひときわ優美な本艦は、
ドッガーバンク海戦ではその存在がむしろ足を引っ張りヒッパー隊全体を危機に陥れ
結局、本艦の沈没により主力が離脱するという(トカゲの尻尾扱い!?)
微妙な活躍ぶりが残念な結果ではありました・・・


  1. 2013/07/10(水) 15:07:25|
  2. 1/3600ミニチュアで見るWW1の海戦
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